〒356-0045 埼玉県ふじみ野市鶴ケ岡2-17-16
上福岡駅から徒歩10分、川越方面からも車で10~20分/駐車場:7台有

 
9:00~12:00 ×
16:30~19:00 × 18:00まで

休診日:水曜日

※祝日は不定休で休診になることがあります。

シニアケアについて

ワンちゃん、ネコちゃんの平均寿命は1415歳です。
人間の1年はワンちゃんネコちゃんの4年に相当するといわれており、7歳からはシニア期に入ります。

一緒に生活していると、つい自分たちと同じように年をとると思いがちですが、実は体のあちこちに変化が現れてきます。
別れは辛く悲しいですが、ペットにとっては飼い主の愛情が全てです。最期までみとるのは飼い主の愛情と責任です。

ペットロスの大きな原因のひとつは、「あの時ああしてあげればよかった」という後悔です。

大切な家族と少しでも楽しく健康に過ごすために、当院ではシニア生活へのサポートもしております。

老化が始まる時期

犬の高齢時期

一般的な小型・中型犬の老化が始まるのは7歳ころ(大型犬は5~6歳)からです。老化が加速するのは中型犬で10歳ころ、小型犬は12~13歳頃からであり、見た目だけでなく体の動きや行動、臓器などの衰えなどにも老化を感じるようになります。

猫の高齢時期

猫が高齢期に入るタイミングも、犬と同様に7~8歳頃といわれています。昔に比べると運動量が減ったり高い所に登らなくなったり、臓器などが衰え始めたり、内分泌疾患を発症し始めることも多くなります。

老化のサインに気づいてあげよう

  • 寝ている時間が増えてきた
  • あまり遊ばなくなった
  • 散歩中に柱や物にぶつかりやすくなった
  • 動くものに対して素早く反応できなくなった
  • 名前を呼んでも反応がにぶい
  • 皮膚に弾力が無くなったり、毛艶が無くなってきた
  • 被毛の色や鼻の色が薄くなってきた
  • 歩くときふらついたりよろけたりすることが増えた
  • 日常の動作が鈍くなった
  • すぐに疲れるようになってきた
  • 歯が長くなったように感じる
  • 毛づくろいが少なくなった

高齢の犬に多い病気・高齢の猫に多い病気

『犬の病気』

・子宮蓄膿症・前立腺肥大・歯周病・腎不全・心臓病・腫瘍・痴呆 など

 

『猫の病気』

・腎不全・甲状腺機能亢進症・関節炎・腫瘍・歯周病・心臓病 など

シニア生活のサポート面

1.生活スタイルのご相談

お家での過ごし方やお散歩の仕方、病気との付き合い方などで、様々な変化が出て来ます。特に高齢期になると痴呆や介護の問題が出てくることもあります。

2.認知症のご相談

認知症の場合、早めに気付き、対応していくことが望ましいです。ただし、認知症ではなく、違う病気の疑いもありますので、可能であれば動画などを撮影し、獣医師に相談してみましょう。

●認知症が疑われる主な行動の変化

・出来ていたことが出来なくなる(トイレ・しつけなど)

・飼い主様と認識できず、唸る・噛むなど攻撃的になる。

・夜鳴きをする

・日中寝て、夜活動的になる。

・出入り口が認識できない。狭いところに入り込んで出られない。

・刺激に反応しにくい、または過敏に反応するようになる

・目的なく徘徊や旋回をする、または行動が減少する等

・異常なほどの食欲(食事後すぐに食べたがるなど)

・今までしていたグルーミングをあまりしなくなる。(猫の場合)

3.食事管理のご相談

味覚や嗅覚が衰えたり、歯周病などが原因で歯が無くなり食欲が落ち、栄養バランスが崩れて健康状態が悪化しがちです。その子の年齢や状態にあったフードに切り替えてあげましょう。

●食欲が落ちている場合

・噛みやすく柔らかいフードに変える、嗜好性の高いフードを混ぜる、食餌を少し温めてあげる、流動食を与えてみるなどしてあげましょう。

●食欲が異常な場合

・食べても食べても欲しがる場合は認知症や別の疾患の疑いがありますのでご相談ください。

4.関節のご相談

シニア期になると 骨関節炎や筋力の低下及びじん帯が弱くなることにより、足をかばいながら歩く状態が見られるようになります。その為歩くのを嫌がるようになってしまいます。

この症状に関して鎮痛剤やサプリメント等での治療、なるべく快適に過ごしてもらえるような治療などご相談承ります。

5.口腔ケアのご相談

高齢になるに伴い、歯石が付着してきます。免疫力が低下することも加わって、歯周病など口腔内に関するトラブルも増えてきます。歯周病の進行は口腔内だけでなく全身に影響を及ぼすことがあるので注意が必要です。口臭が気になるなどのお悩みに関して当院では口腔ケアのご相談をさせていただきます。

将来に備えたペット終活

ペットの年齢とともに自身の年齢もあがっていきます。ペットよりもし自分の身に何かあった場合など、備えておくことに越したことはありません。いざ何かが起きた時に慌てないように事前に色々と準備をしておきましょう

①ペットのための遺言(自分がペットより先に死亡してしまったときのためにペットを誰に託すかなど決めておきましょう)

②老犬・老猫ホーム(ペットを預かり亡くなるまでお世話をしてくれる民間業者がありますのでよく調べて相談の上、利用するのもいいでしょう。)

③ペット保険(動物病院での負担を軽くする為に加入できるペットの種類、年齢、プランは様々なのでよく確認して契約しましょう。)

④ペット仲間(散歩中に挨拶をしたり、SNSなどで情報共有できる知人、友人がいることも心強いです。ペットロス予防のためにも、ペットの話を共感し合える友人や知人を作っておくことは大事です。)