〒356-0045 埼玉県ふじみ野市鶴ケ岡2-17-16
上福岡駅から徒歩10分、川越方面からも車で10~20分/駐車場:7台有

 
9:00~12:00 ×
16:30~19:00 × 18:00まで

休診日:水曜日

※祝日は不定休で休診になることがあります。

当院の犬の皮膚について

 

犬の皮膚疾患は、かゆみ湿疹脱毛腫れ赤みなどの症状を引き起こすことがあります。これはアレルギー寄生虫真菌細菌感染自己免疫疾患がんなど、さまざまな原因によるものです。皮膚疾患の予防には、適切なスキンケア、定期的なシャンプー、栄養バランスの取れた食事、寄生虫予防、腸活、ストレス管理などが重要です。

 

また、早期発見と早期治療が重要であり、定期的な獣医の診察と適切なケアを行うことが大切です。当院の犬の皮膚科では、犬種、年齢、状態などの個別の要因を考慮しながら、犬の皮膚疾患の診断と治療に取り組みます。

こんな症状が気になったことはありませんか?

  • かゆみや掻きむしりや噛んだり
  • 毛が抜ける量が多くなる、特定の箇所の脱毛

  • 皮膚の赤みや炎症

  • 乾燥や粉状

  • 皮膚の腫れ上がり、しこり

  • 皮膚の色の異常や質感の変化

に多い皮膚の病気

犬毛包虫症  

 

 

 

もともと常在しているニキビダニが免疫力低下等により増殖し、皮膚炎やかゆみ、フケ等の症状を引き起こします。

 

疥癬(かいせん)症 

 

 

 

 

ヒゼンダニが皮膚の中に寄生し、フケと強い痒みを伴います。

皮膚型リンパ腫 

 

 

 

脱毛や赤みなど皮膚炎と似た症状のため、脂漏症、アトピー性皮膚炎、膿皮症と間違われやすく、抗生物質を始めとする皮膚病薬に反応しないことで初めて疑われます。

 

 

 

 

膿皮症 

常在菌を含む細菌感染により円状に広がるようなフケと赤みを伴う脱毛であり、痒みを引き起こします。

マラセチア症 

マラセチアという真菌の増殖により痒みや脱毛を引き起こし、主にべとついた皮膚に発生します。

ノミアレルギー性皮膚炎  

ノミの寄生によるアレルギー症状です。

アトピー性皮膚炎(環境アレルギー)    

環境中アレルゲンによって、体内の免疫機構が過剰に反応するため生じます。

食物アレルギー

食べ物が原因で起こるアレルギー症状です。

クッシング症候群 

副腎からコルチゾールが分泌されます。多飲多尿、脱毛、皮膚の石灰沈着や、肝臓が腫れる、皮膚が薄くなることによる腹部の膨満などがあります。

甲状腺機能低下症 

甲状腺ホルモンの減少による代謝の低下から元気がなくなり、肥満、脱毛(鼻と尾)、などがみられ膿皮症などが治りにくくなります。

検査方法

目視検査

 

 

 

犬の皮膚の状態を観察し、皮膚に赤み、湿疹、かさぶた、腫れ、傷や損傷などがあるか確認します。

触診

 

 

 

犬の皮膚を触って異常な感触や膨らみ、しこり、湿った感触などを探ります。また、犬が痛がる反応やかゆみを引き起こす刺激があるかも確認します。

スキンスクレープ

 

 

 

犬の皮膚の表面から細胞や寄生虫を採取するため、特殊なツールで皮膚表面をこすり取ります。これによって真菌やダニ、他の寄生虫の存在を確認することができます。

鏡検

 

 

 

犬の毛や皮膚表面から抜け落ちた皮膚細胞や微生物を顕微鏡で観察することで、真菌や寄生虫の存在や炎症の程度を調べることができます。

アレルギーテスト

 

 

 

犬がアレルギーによって皮膚症状を起こしている場合、アレルゲン特異的IgE検査、リンパ球反応テストを行うことがあります。

生検

 

 

 

 

重度の皮膚病や腫瘍が疑われる場合、皮膚から一部組織を切り取る生検が行われることがあります。これによって具体的な病変の原因や性質を詳しく調べることができます。