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当院の皮膚科について

皮膚科

当院の皮膚科について

ワンちゃんの3頭に1頭は皮膚トラブルを抱えていると言われており、最も多い病気やトラブルです。

当院にも、「痒がっている」、「皮膚が赤い」、「毛が抜ける」などの皮膚や被毛での皮膚科症状・疾患の患者様が多くご来院されます。

 

●皮膚病が多い理由

動物、特に犬の場合、皮膚の厚さが、人の3分の15分の1くらいの厚さしかない為

刺激に弱く、また動物の皮膚は人間の皮膚より多くの被毛に包まれているので、ほこりや汚れがつきやすく、皮膚病にかかりやすい環境にあります。

更に、動物は自分でお風呂に入らないので、アレルゲン物質や汚れを取り去れず、

かゆい場合は自分で噛んだり引っ掻いたりして悪化させてしまいます。

この為、動物は皮膚病にかかりやすいのです。

また、ほとんどの場合において、二次感染(ある病気の為に引き起こされた病気)を複雑に発症しており原発性疾患(根本の病気)がわかりにくくなっている事、この原発性疾患をきちんと治療しないとすぐ再発する事などが皮膚病治療を難しくする要因になっております。

 

●皮膚でよくある症状

□ 身体をかゆがる

□ 赤いブツブツがある

□ 足をペロペロとなめる

□ 眼や耳のまわりが赤い

□ 顔、耳、口、のど、首、脇のあたりを掻いている

□ においが臭い

□ 毛が抜ける

□ 皮膚がベタベタしている

□ フケが出る

 

●皮膚科の診断・検査

皮膚病の主な原因には、細菌・真菌・寄生虫などの感染症、生まれつきの体質、

アレルギー(ノミや食事、アトピーなど)、免疫異常、ホルモン異常、ストレスなどの精神面、腫瘍などがあります。 症状は同じでも原因は様々です。単一の場合もあれば、複数の要因が重なっていることもあります。 これらの原因を探り改善を行うためには、専門的な検査、適切な診断、適切な処置が必要となります。

●よくある症例

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病名

状態

ノミアレルギー性皮膚炎

ノミの寄生によるアレルギー症状

疥癬(かいせん)症

ヒゼンダニが皮膚の中に寄生し、フケと強い痒みを伴う

犬毛包虫症

もともと常在しているニキビダニが免疫力低下等により増殖し皮膚炎やかゆみ、フケ等の症状をひきおこす

膿皮症

常在菌や常在菌を含む細菌感染により円状に広がるようなフケと赤みを伴う脱毛。痒みを引き起こす

マラセチア症

マラセチアという真菌の増殖により痒みや脱毛を引き起こします。主にべとついた皮膚に発生する

アトピー性皮膚炎

(環境アレルギー)

アレルゲンが環境中にあることによって、体内の免疫機構が過剰に反応するため生じる

食物アレルギー

食べ物が原因で起こるアレルギー症状

クッシング症候群

副腎からコルチゾールが分泌される。多飲多尿、脱毛、皮膚の石灰沈着や、肝臓が腫れる、皮膚が薄くなることによる腹部の膨満など

甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンの減少による代謝の低下から元気がなくなり、肥満、脱毛(鼻と尾)、などがみられ膿皮症などが治りにくくなる。

皮膚型リンパ腫

脱毛や赤みなど皮膚炎と似た症状のため、脂漏症、アトピー性皮膚炎、膿皮症と間違われやすく、抗生物質を始めとする皮膚病薬に反応しないことで初めて疑われる。早期治療が望ましい

 

<猫>

病名

状態

皮膚糸状菌症

円形の脱毛や皮膚の赤みを伴うフケ、痒み、かさぶたなどの症状がおこる。人にもうつることもある。

ノミアレルギー性皮膚炎

ノミの寄生による激しいかゆみや脱毛がみられ、主に背中のラインに沿って2mm大の発疹がみられる。

猫疥癬症

ヒゼンダニによる頭部や全身の激しい痒みと脱毛が特徴。人にもうつることもある。

頭頸掻爬痕

頭部から首回りにかけて強い痒みがあり、掻き壊して出血を引き起こす症状。原因は感染症やストレス等。

食物アレルギー

食べ物が原因で引き起こされる、皮膚の痒みや赤み、脱毛などの皮膚症状や、下痢や嘔吐などの消化器症状もみられる。